反動政権終焉へ野党連合政権に強い意欲 志位氏

2019年09月17日 06:01

 日本共産党の志位和夫委員長は15日開いた党中央委員会総会であいさつし「戦後最悪の反動政権を一刻も早く終わりにしなければならない」と「野党連合政権」に強い意欲を示した。「直面する選挙が、政権を争う総選挙という点からも待ったなしです」と具体化に向け政権構想への準備の必要を訴えた。

 この中で志位委員長は「私たちは野党としての政権構想をとりまとめるための話し合いを実らせるために、知恵と力をつくす決意です」と述べ「全国の都道府県・地区・支部でも、記念講演も活用していただいて、ともにたたかった市民や野党のみなさんと語り合い、全国各地から『野党連合政権をつくろう』という機運をつくりだしていこう」と呼び掛けた。

 志位委員長は「参議院選挙をともにたたかった5野党・会派に、この問題での党首会談の開催を申し入れてきた」と伝えるとともに「れいわ新選組の山本太郎代表との党首会談では両党が『野党連合政権をつくる』ために協力する。その際、安倍政権が進める憲法9条改憲に反対するなど野党と『市民連合』との13項目の政策合意を土台にすることを確認した」と述べた。

 志位委員長は山本代表から「有権者のみなさんに、政権交代すればどのような世の中になるのかということをイメージしてもらうために、こういった話し合いは一刻も早く進めるべき」との積極的な提案があったとした。

 志位委員長は野党連合政権を実現するには(1)政権をともにする政治的合意(意思の確認)(2)連合政権が実行する共通の政策を練り上げること。その際、連合政権として各党の不一致点にどう対応するかの合意も必要(3)小選挙区における選挙協力の合意、をあげた。(編集担当:森高龍二)