野田佳彦総理は１６日開いた予算編成に関する閣僚委員会で「平成２４年度予算を日本再生元年予算と位置づけ、希望と誇りある日本を取り戻すことに全力を尽していきたい」とあいさつ。関係閣僚に対して予算編成の基本方針に基づいた大詰め作業にあたるよう指示した。
野田総理は新年度予算編成にあたり、東日本大震災からの復興、フロンティアの開拓、分厚い中間層復活に向けての雇用や人材の育成、農林漁業の再生、エネルギー・環境政策の再設計を柱としてあげ「地域主権改革を確実に推進するとともに、予算の予断ない見直しを考えていきたい」とした。
また「欧州の財政危機は対岸の火事でない」との認識のもと、これに対する対応や歳入面では新規国債発行枠を４４兆円以内に抑えるよう｢しっかり(４４兆円の枠を)守り、市場の信頼を獲得していく｣とした。（編集担当：福角忠夫）
