説明責任果たすと河井衆院議員と妻・参院議員

2019年11月01日 07:12

 今夏の参院選でウグイス嬢に法定の2倍にあたる1日3万円の日当を支給していたとする公職選挙法違反の疑いが報じられている河井克行衆院議員(前法務大臣)の妻・案里参院議員は31日、事務所を通して今回の件についてコメントを発表。

 案里参院議員は「夫が法務行政に支障をきたしてはならないとの考えから大臣職を辞する結果を招いたことに関係者のみなさまに深くおわび申し上げます」と陳謝。

 そのうえで「事務所運営や事務は法令遵守の方針のもと、信頼できるスタッフの皆さまにお願いしてきた」と選挙事務はスタッフに任せてきた旨を述べ「(週刊文春の)記事内容をよく確認し、事実関係の把握に努めたうえで、説明責任を果たしてまいりたい」と説明責任を果たすとしている。

 今回の問題で31日に法務大臣を辞任した河井克行衆院議員は「今回の件は私も妻もまったくあずかり知らないところ」と直接の関与を否定。法務大臣辞任理由については「政治家として責任をとるのでなく、法相として法に対する国民の信頼を損ないかねない疑義が生じたことについて責任をとる」ものとした。河井衆院議員は「選挙事務所の事務は承知していないが、調査し、説明責任を果たしていきたい」と説明責任は果たすと述べた。(編集担当:森高龍二)