総理、東南アジア青年の船参加者に期待語り激励

2019年11月03日 08:19

 安倍晋三総理は10月31日、東南アジア青年の船参加青年代表らの表敬を受け「未来を切り拓くのは人であり、とりわけ、今後、日本とASEANの未来をつくるに当たっては皆さんのような若い力が非常に重要です」と参加を歓迎した。

 東南アジア青年の船は各国政府から選ばれた18歳~30歳の青年がASEAN各国から集まり、日本青年約40人とASEAN諸国10カ国から募る外国青年約280人が船内での1ヶ月間の共同生活の中で各国事情の紹介や討論を通して友好と理解を促すことを目的にしている。

内閣府青年国際交流事業として1974年のインドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイと日本との共同声明に基づき始まった。今年で46回を迎える。

 安倍総理は「これまでに1万2000人に上る青年の皆さんに参加いただいた。その経験を礎に皆さん様々な分野で活躍されておられます。日本も世界も多様性の時代を迎えています。皆さんはこれからの航海において、異なる文化、歴史、価値観を持つ多くの仲間と出会うことになります。大いに語り合い、相手国の素晴らしさを学び、自ら生まれ育った国への誇りを再確認しながら、深い絆を築いていっていただきたい。それぞれの文化、価値観、歴史、相手に対して敬意を持つことの重要さも学んでもらいたい」と激励した。

また安倍総理は「今回の経験をいかし、地域や国の発展に尽くし、アジアの平和と安定のために大いに貢献していただくことを期待します」とエールを送った。(編集担当:森高龍二)