日本共産党の小池晃書記局長は公費で安倍総理が主催する「桜を見る会」を来年は中止するとした菅義偉官房長官の発表を受け、13日の記者会見で「問題が深刻ということ。中止で済む話ではなく、公的行事である『桜を見る会』をこれまで私物化していた疑いが濃厚になった」と指摘し「安倍首相にはこの疑問にきちんと答える責任がある」と衆参での予算委員会での集中審議で総理自ら説明責任を果たすべきとした。
また、桜を見る会の前夜に都内のホテルで開催されていた総理後援会主催の「前夜祭」行事についても小池書記局長は総理関連の政治団体にも『前夜祭』の収支が記載されていないとして「首相が出席しての審議が必要」とした。小池書記局長は公選法や政治資金規正法違反の疑いも生じており、総理は説明責任を果たすべきとしている。
桜を見る会は参加費無料。樽酒などのアルコール類をはじめオードブル、お菓子、お土産などが振舞われている。安倍総理の下で年々招待者が増え、2019年は1万8200人が参加、支出額は5520万円と予算の3倍に膨れ上がっていた。
菅義偉官房長官は13日の記者会見で、野党はじめ世論の批判を受け「政府として(1)招待基準の明確化(2)招待プロセスの透明化(3)予算や招待人数も含め、全般的な見直しを幅広く意見を聞きながら行う」とした。(編集担当:森高龍二)