国会に求められれば出て行って説明は当然と総理

2019年11月17日 09:35

 安倍晋三総理は15日、桜を見る会をめぐる問題について「国会から(説明を)求められれば出て行って説明するのが当然のことです」と記者団に答えた。その一方で、衆参予算委員会での集中審議については「国会が決めることなので、国会で決めれば政府としては説明を果たすのは当然のこと」と自民党が野党要求に応じないと見越したような答弁に留まった。

 また、あべ晋三後援会主催の前夜祭(親睦会=夕食会)が都内のホテル(ニューオータニ)で、桜を見る会前夜に催され、会費が1人5000円だったことから、安倍総理側が補填したのではないかなど、公選法違反や政治資金規正法違反の疑いが出ていることについて、安倍総理は「その件については、既に国会で申し上げているとおり、きっちりと事務所の方で対応していると聞いている」と述べた。

 立憲民主党の蓮舫副代表はツイッターで「差額はどなたが補填したのでしょうか。安倍総理しか知り得ない情報です。来春の桜を見る会の中止を『私の判断』と言い放つ前に、『私の判断』で予算委員会を自民党に師事し、安倍総理が出席、説明すべきです」と国会に呼ばれる前に、自らその場を設定すべきと求めている。(編集担当:森高龍二)