AIで基礎学力着実、教師の負担軽減も 総理

2019年12月17日 07:22

 安倍晋三総理は内外情勢調査会全国懇談会での講演で、小中生徒への教育に触れ「パソコンやタブレットといったIT端末が教科書に並び、学用品に加わるのは当然」と述べ「AIで1人1人の状況に応じて苦手な分野はじっくり学んで、弱点を克服する宿題が出れば、取り残されることなく基礎学力を身に着けることができる」と述べるとともに、「豊富な資料や動画で子どもたちの旺盛な知的好奇心にも応えることができる」と強調した。

 またAIにより「先生たちにとっても教材準備の負担を減らすことができ、小学生、中学生、1人1人がIT端末を持つ。この春から支給を始め、4年で全ての子どもたちに行き渡るようにする。しっかりと使いこなし、デジタル社会の読み・書き・そろばんであるプログラミングを学ぶ環境を整備する」とした。

 また「未来を担う子どもたちについて、どんな経済環境にあっても夢に向かって頑張ることができる社会をつくり上げていかなければならない」と語り「戦後、小中学校9年間の普通教育が無償化されて以来、70年ぶりとなる幼児教育・保育の無償化が始まった。来年4月からは真に必要な子どもたちの高等教育の無償化、私立高校の実質無償化を実現する」と教育への取り組みをアピールした。(編集担当:森高龍二)