「日本は一つの民族」発言で麻生副総理が陳謝

2020年01月15日 06:35

 「アイヌ民族」を先住民族とする法的根拠もある中、麻生太郎副総理は「日本は一つの民族、一つの天皇という王朝、126代の長きにわたって一つの王朝が続いている」などと述べ「(そのような国は)ここしかありません」などと福岡県での国政報告会で発言。アイヌ民族はじめ沖縄には「琉球人」の存在も言われており、少数民族の存在を全否定するかのような副総理発言に批判が出ている。

 麻生副総理は14日の記者会見で「誤解を生じる発言というのであれば、言い方に気を付けなければいけない。訂正しなくてはいけない」などと述べ、批判の声に「誤解が生じているならお詫びの上、訂正します」などと陳謝した。副総理の発言は慎重でなければならない。

 菅義偉官房長官は14日の記者会見で麻生副総理の発言に「アイヌ民族を含めて否定する意図はないと聞いている。麻生副総理から説明があるだろう。麻生副総理は政府の立場を否定するものでない」とフォローした。(編集担当:森高龍二)