新型コロナ やるべき対策は躊躇なく実行と総理

2020年02月07日 06:47

 安倍晋三総理は5日の新型コロナウイルス感染症対策本部でクルーズ船『ダイヤモンド・プリンセス』の乗員・乗客の健康状態に配慮したうえで、感染拡大防止に万全の対策を講じるとともに水際対策の一層の強化を指示した。

 また「国内の検査体制や相談体制の充実・拡大といった蔓延防止対策の強化も喫緊の課題だ」とし「国立感染症研究所や地方衛生研究所で行っている検査について、民間の検査機関においてもできる体制の構築に向け取り組んでいる」と述べた。

また「全国の自治体や関係団体において相談体制を充実しているところだが、引き続き体制の整備に向けて取り組むよう」指示。総理は「やるべき対策を躊躇なく決断し、実行していく」と述べた。

横浜港に停泊中の『ダイヤモンド・プリンセス』の乗員・乗客については10人の陽性が確認されていたが、厚労省は6日、約3700人のウイルス検査で新たに10人の陽性が確認されたと発表。同船での感染者は20人になり、さらに増える可能性もある。

厚労省では風邪や季節性インフルエンザ対策と同様、一人ひとりの咳エチケットや手洗いなどの実施が重要で、感染症対策に努めてほしいと呼び掛けている。(編集担当:森高龍二)