新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、観光地・沖縄が「来県に慎重な判断を」と来県自粛を要請しなければならない事態に陥っている。玉城デニー知事は7月31日、県独自に「緊急事態宣言」を発令。期間は8月1日~15日まで。
この期間は感染を拡大させないため(1)沖縄本島全域においては不要不急の外出を自粛。離島地域では可能な限り外出を控える(2)那覇市内の飲食店の営業時間を朝5時から夜10時までとする(3)急速に感染が拡大している那覇市松山地域の接待・接触を伴う遊興施設等については休業を、と要請している。
また県民に対しては「県をまたぐ不要不急の往来自粛を。県外からの渡航には『慎重な判断を』するよう」求めている。
沖縄県では(1)20代、30代以下の若年層への感染が多い(2)夜の繁華街での感染が広がっている(3)家庭内や職場での感染が多い、などの特徴がある。直近1週間(7月25日~31日)の感染者数をみると人口10万人あたり、沖縄県は15.31人となり、東京の14.38人を上回り、全国都道府県で最悪の数値になっていた。(編集担当:森高龍二)