帝国データバンクはタイ進出の日本企業の実態調査の結果を24日公表した。進出企業は3133社にのぼり「洪水の影響について、どこまで広がるのか未知数だが、長期化する円高とともに業績を圧迫する大きな要因」としている。
進出企業の55.4%(1735社)は製造業で、自動車関連業種だけで進出企業全体の8%(252社)を占めていた。
規模別では年商1000億円以上の法人が13.7%(410社)で、10億円以上100億円未満が31.4%(1030社)と最も多かった。
帝国データバンクでは「浸水被害を受けていない企業においても取引先の被災を受け、2次的、3次的被害が今後広がるおそれもある」とし、体力的に劣る中小企業への影響を懸念している。(編集担当:福角忠夫)