ミャンマー国軍の暴挙は『国際問題』政府は動け

2021年03月18日 06:05

 日本共産党の志位和夫委員長はミャンマー国軍がクーデターを起こして以来、抗議する国民を弾圧し100人以上の死者を出している異常事態に対し、16日、「民主的に選ばれた政権を軍事クーデターで倒すことは重大な国際問題であり、国際社会はこの暴挙を容認することがあってはならない」と世界に呼び掛ける談話を発表した。

 また政府に対して「日本政府はミャンマー国民の意思に応え、軍政の正統性を認めないという立場を明確にし、国際社会の取り組みのために積極的な役割を果たすべきだ」と国際社会への積極的な働きかけを要求した。

 また志位委員長は「日本共産党は国軍の暴挙に抗議してたたかうミャンマー国民との連帯を表明する」と立ち位置を明示。「日本共産党は平和的な抗議行動を武力で踏みにじる残虐な行為を強く糾弾する」としたうえで「ミャンマー国軍は弾圧を直ちに中止し、拘束した全ての人々を直ちに解放し、総選挙をへて民主的に成立した国民民主連盟(NLD)政権への原状復帰を行うべきだ」と要求している。

 志位委員長が指摘する通り「民主的に選ばれた政権を軍事クーデターで倒すことは重大な国際問題」であり、日本政府が積極的に関与していくことが望まれる。(編集担当:森高龍二)