日本でもコロナ変異株が流行の兆し。今からすぐに始めたい、プラスアルファの感染対策

2021年03月21日 09:45

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コロナウイルスとの戦いも、今が正念場。春からの新しい生活を笑顔で楽しく過ごすためにも、油断しないで、できる限りの自衛は心掛けたいものだ

東京・神奈川・埼玉・千葉の1都3県で発出されている緊急事態宣言の再延長が決定した矢先、WHO(世界保健機関)が、イギリスと南アフリカ、ブラジルの3国が起点とみられる3種の変異株の感染が世界で拡大していることを警告する報告書を公表した。

日本でもすでに感染例が確認されている英変異株については、イギリスの研究チームなどの報告によると従来型よりも死亡率が格段に高く、死亡リスクが最大で2倍になる可能性があるという。

新型コロナウイルスの感染が流行し始めてから1年以上が経過し、ワクチンの接種なども始まったことから、世間のムードも少し緊張感が薄れてしまっている感じも否めない。これから春を迎えて気候も心地良くなり、春休み、お花見、ゴールデンウィークと、本来ならば行楽シーズンに突入する。緊急事態宣言が出ていない地域ではとくに、外出も多くなるだろう。しかし、自分や家族、大切な人たちを守るためには今一度、気を引き締めて感染対策を見直した方がいいだろう。

 個人レベルでできる感染対策としては、マスクの着用や手指の消毒、手洗い・うがいの励行などは、もうすでに生活の一部になっているという人も多いだろう。これが浸透したおかげで、まだこの程度の感染状況で食い止められているのは間違いない。現に、今シーズンはインフルエンザの流行が確認されていない。医療情報総合研究所が公表しているデータによると、2021年1月のインフルエンザ患者数は直近5年間の1月平均と比較して1000分の1という驚異的な減少だ。すべてがそうではないにしても、少なからず新型コロナウイルスの感染対策が、インフルエンザ対策にも功を奏していると考えられる。

 でも、恐ろしいのは、そんな状況でも新型コロナウイルスの感染は未だ拡大を続けているということだ。しかも、死亡リスクの高い変異株も流行し始めている。これまで以上の対策はできないものか。

 今すぐに始められる、プラスアルファの感染対策としては、まず、家庭内や職場の空気の除染が考えられる。昨年9月、シャープは社団法人北里研究所との共同研究で、コロナウイルス科に属するネココロナウイルスに対して、プラズマクラスターイオンによる不活化実証実験を実施。その結果、40分以内に99.7%を不活化する働きがあることを実証した。プラズマクラスターイオン発生器を搭載した同社の空気清浄機などを用いることで、100%ではないにしても、空気中に浮遊するウイルスをある程度不活性化できる可能性があるのだ。

 また、新型コロナウイルスの流行初期から注目されているのが「マヌカ蜂蜜」だ。マヌカ蜂蜜は、ごく一般的な蜂蜜と違い、昔から薬用植物として親しまれてきたニュージーランドの原生植物「マヌカ」を蜜源とする非常に希少な蜂蜜だ。抗菌成分のひとつである「MG(メチルグリオキサール)」を他の蜂蜜より多く含み、細菌やウイルスの増殖を抑えるといわれている。しかし、世界的な人気に伴って粗悪品や混合品なども出回ってしまっていることも事実だ。

 国内では、山田養蜂場などが質の高いマヌカ蜂蜜を取り扱っている安心できる業者として知られており、独自の安全チェックも徹底して行われているので信頼性も高い。

 同社ではこれまで、マヌカ蜂蜜の抗菌活性指標である「MG 値」がMG100+、MG250+、MG500+、MG1200+の4種類を扱ってきたが、3月から新たにMG50+とMG350+をラインナップに加えるという。マヌカ蜂蜜は一般的な蜂蜜と比べると、ハーブ特有の香りとクセが強い。それゆえに苦手という人も多い。でも、山田養蜂場のマヌカ蜂蜜は、独自の製法で攪拌することで、抗菌力を維持しながらも、生キャラメルのようなクリーム状に仕上がっているので食べやすいと評判だ。それでもまだ苦手という人やマヌカ蜂蜜初心者は、まずはMG50+から始めて、徐々に慣れていくといいかもしれない。また、MG350+は、味わい的にも金額的にもちょうどいいので、家族で日常的に愛飲するのにもおすすめだ。

 コロナウイルスとの戦いも、今が正念場。春からの新しい生活を笑顔で楽しく過ごすためにも、油断しないで、できる限りの自衛は心掛けたいものだ。(編集担当:今井慎太郎)