武田総務相不信任決議案 4野党衆院へ提出

2021年04月01日 06:52

 立憲、共産、国民、社民の幹事長・書記局長、国対委員長、社民党は代表が出席して31日会談し、武田良太総務大臣に対する不信任決議案を同日提出することを決め、同日、衆院に提出した。4月1日採決される。与党の反対で否決される見通しだが、野党は『けじめ』を求めている。

 提出理由について、総務省幹部らが東北新社やNTTから接待を受けていた問題に対し、武田総務大臣は国会答弁で誠実ではなかったとしている。またNTTに関しては武田大臣自らも会食していたなど、総務省に対する信頼を大きく失墜させたとの認識で一致した。

 立憲の福山哲郎幹事長は「総務省官僚が組織ぐるみで接待を受けていた、総務大臣もNTTと会食していた、総務省官僚への接待に総理の長男が勤務する東北新社が強く関わっていたこと、また外資規制違反があったにもかかわらず不透明な認可手続きがあったこと。これらの問題に武田総務大臣の国会答弁は不誠実で、疑惑解明に消極的な姿勢に終始していた。放送行政への不信も一切払拭できていない」とした。

 この日の4党幹部会談では緊急事態宣言解除の判断が誤りだったこと、また厚労省職員23人が深夜まで飲食していた問題に猛省を求めることも確認した。(編集担当:森高龍二)