野党4党から不信任決議案を提出され、与党の反対多数で否決されたのを受けて、武田良太総務大臣は2日の記者会見で「私に対する不信任案が否決されたわけですが、ご期待に添えるよう、今から国民の信頼回復と総務省の立て直しに全力を尽くしてまいりたい」と語った。
また一連の総務省幹部への接待問題に関して「今まさに取り組んでいる調査・検証を徹底的に行って、真相を究明し、再発防止策をしっかり確立し、全職員に浸透させることになっている。しっかり取り組んでいく」とした。
倫理法違反の疑いがある事案に関しては「現在、可能な限り広く事案の端緒をつかむための措置を講じているところであり、事実関係の確認を正確に、徹底的に行う必要があることから、終了時期については現時点で明確に申し上げることはできない」と期限を示さなかった。
情報通信行政検証委員会のスケジュールにつきまして、武田大臣は「検証の内容、方法等とともに、委員会の議論でご判断頂くこととなっている。委員会においては東北新社の外資規制違反の認識の問題について最初に検証に着手する方針と聞いているので、結果が取りまとまり次第、速やかに公表したい」と述べた。(編集担当:森高龍二)