武田良太総務大臣に対する不信任決議案が３１日、野党から衆院に提出されたのを受け、菅義偉総理は同日、記者団の問いに「総務省で国民の皆さんの期待を損なう事案が発生したことについては大変申し訳ないと思う」と陳謝。
そのうえで「武田大臣には総務省の事案について、徹底した調査をしていただいて、是非立て直しをしていただきたい」と続投による総務省立て直しに期待を示した。
立憲、共産、国民、社民の野党４党は不信任決議案を提出している。立憲の福山哲郎幹事長は３１日記者団の問いに「総務省官僚が組織ぐるみで接待を受けていた、総務大臣もNTTと会食していた、総務省官僚への接待に総理の長男が勤務する東北新社が強く関わっていた、また外資規制違反があったにもかかわらず（衛星放送に関し）不透明な認可手続きがあった。これらの問題に武田総務大臣の国会答弁は不誠実で、疑惑解明に消極的な姿勢に終始していた。放送行政への不信も一切払拭できていない」と提出理由をあげていた。不信任決議案は与党の反対で否決される見通しだが、野党は「ケジメ」を求めている。（編集担当：森高龍二）
