総務省は26日、東北新社メディアサービスに対する放送法第93条第1項の認定(衛星放送の『ザ・シネマ4K』の認定)を5月1日付けで取り消すと発表した。
東北新社メディアサービスは東北新社から認定基幹放送事業者の地位を継承しているが、東北新社が総務省に衛星放送の認定を申請した時と認定された時、放送法で規定されている外資規制(20%未満)を超え、申請欠格事業者だったことが明らかになったことによる措置。
総務省は「受信者の受信機の誤作動を回避するため、所要の設備対応を終了させるまでの間(遅くとも7月1日より前まで)、黒又はテロップの映像のための信号を送信することは認める」としている。また認定時の審査体制の甘さが指摘されている。
東北新社は同日、処分を受けて「BS放送『ザ・シネマ4K』(BSパススルー方式によるケーブルテレビ経由を含む)の放送サービスは4月30日24時をもって終了する」と発表した。
そのうえで「ザ・シネマ」(「ザ・シネマHD」を含む)「スターチャンネル」「ファミリー劇場」「囲碁・将棋チャンネル」、弊社持分法適用関連会社が運営する「スーパー!ドラマTV」で満足いただける放送サービスを継続提供することで、信頼回復に努めるとしている。(編集担当:森高龍二)