コロナに政府は危機感足りなすぎる 枝野代表

2021年04月13日 06:53

 東京、京都、沖縄で12日から新型コロナウイルス感染症の感染対策に「まん延防止等重点措置」が適用されたが、立憲民主党の枝野幸男代表は11日、記者団の取材に「もうすでにまん延しているのに『まん延防止等重点措置』というのは、大阪の時もそうだったが、まったく危機感が足りなすぎる」と政府の対応が的確でない旨、指摘した。

 枝野代表は「すでに緊急事態であるのははっきりしている。あわせて、結局第3波のとき、2回目の緊急事態宣言のときもそうだったが、国民の皆さん、特に飲食店などに無理をお願いするばかり。政府として何をやるのか、何を間違えたからこんなことになったのかという発信がない。ただただ国民にお願いをするばかり。政府が責任を放棄していることに強い憤りを感じている」と語った。

 枝野代表は「大阪をはじめとする近畿圏はそもそもまん延防止等重点措置を出した時点で緊急事態宣言を出すべきだと申し上げた。まったく遅れている。今頃になって国が『場合によっては緊急事態宣言』と言っているが、完全に後手に回っている。東京も同じような状況で、出すならば緊急事態宣言」と的確な判断をしていくよう求めた。(編集担当:森高龍二)