台湾問題「当事者間対話での平和的解決を期待」

2021年07月08日 06:24

 岸信夫防衛大臣は6日の記者会見で、麻生太郎副総理が自民党議員のパーティでの講演で台湾問題に触れ「台湾で大きな問題が起きれば、存立危機事態に関係するといってもおかしくない、日米は台湾を防衛しなければならない」と集団的自衛権行使に言及する発言を行ったことについて記者団に受け止めを聞かれ「存立危機事態、あるいは集団的自衛権の問題とか、実際に発生した事態の個別具体的な状況によって政府が総合的に情報を客観的、合理的に判断することとなる。副総理の発言は基本的にこうした政府の考えを踏まえて行われたものと承知している」と語った。

 そのうえで「台湾を巡る情勢については中台間の軍事バランスが大きく中国側に有利に傾いている。その状況が更に毎年、広がっているというような傾向にあるので、我々としても、しっかり台湾問題については注視していきたい」と述べた。

 岸大臣は「台湾をめぐる問題が当事者間の直接の対話によって平和的に解決されることを期待するというのが従来からのわが国の一貫した立場だ」と日本としての立ち位置を強調した。(編集担当:森高龍二)