岸信夫防衛大臣は13日の記者会見で「11日から12日にかけて、日本・イギリス・アメリカ・オランダの4か国による海賊対処の共同訓練をアデン湾で実施した」と発表した。共同訓練は日英「2+2」の議論を踏まえて調整してきた。
岸大臣は訓練について「護衛艦・せとぎり、英空母打撃群の英空母・クイーン・エリザベス、米海軍の駆逐艦・ザ・サリヴァンズ、オランダ海軍フリゲート・エファーツェン等との間で共同訓練し、戦術技量の向上、連携強化を図ることができ、世界の繁栄の礎である海上交通の安全を確保していく意志と能力を示すことができた」と成果を強調した。
そのうえで、岸大臣は「今後とも、CSG21(英空母打撃群)との共同訓練を戦略的に実施することとしており、基本的価値と戦略的利益を共有する英国と共に、「自由で開かれたインド太平洋」の維持・強化、そして、グローバルな安全保障上の課題への対処のために協働し、地域の平和と安定に引き続き積極的に貢献していく」との考えを示した。(編集担当:森高龍二)