「日本共産党はまだ暴力的な革命というものを党の要綱(綱領)として廃止していません」と八代英輝弁護士が10日のTBS番組「ひるおび」で発言したことから、共産党HPの「綱領」へのアクセスが翌日には1万6550PVと「過去最高」になり、滞在時間も「4分19秒」と、ほぼ、綱領全文を読んでいることがうかがえる状況になっていることが分かった。
日本共産党の公式キャラクター「カクサン部長」こと賀来三四郎氏がツイッターで報告。「こんなに来ていただいて、ありがとうございます。コレ読んでもらったら、暴力革命論のウソもハッキリします。日本共産党がまるっとわかります」と発信している。
綱領中での「憲法と民主主義の分野で」では、憲法9条解釈を変更し、安保法制を強行した安倍内閣や自民党以上に「憲法遵守」を明記している。
その部分をみると「現行憲法の前文をふくむ全条項をまもり、とくに平和的民主的諸条項の完全実施をめざす」「国会を名実ともに最高機関とする議会制民主主義の体制、反対党を含む複数政党制、選挙で多数を得た政党または政党連合が政権を担当する政権交代制は、当然堅持する」「選挙制度、行政機構、司法制度などは、憲法の主権在民と平和の精神にたって、改革を進める」「地方政治では『住民が主人公』を貫き、住民の利益への奉仕を最優先の課題とする地方自治を確立する」などとあり、「暴力的な革命」とは全く異なる内容だ。(編集担当:森高龍二)