選択的夫婦別姓 各党の姿勢鮮明 自公維新は

2021年10月17日 08:45

 日本共産党の山添拓参院議員は14日、参議院法務委員会で「選択的夫婦別姓導入を求める請願」を審査し、立憲・国民・共産・沖縄・碧水が請願の採択を求めたが、自民・公明・維新が「保留」で採択にならなかったとツイッターで報告。岸田文雄総理・総裁が任命した自民党の高市早苗政調会長は「選択的夫婦別姓制度」の導入に正面から反対しており、各党の姿勢が鮮明になった。

 山添氏は「理事会で、保留の理由について説明を求めたが自民理事は『この場で明らかにするのはふさわしくない』と拒んだ」と報告している。

 立憲民主党の福山哲郎幹事長は「金融所得課税強化も、令和版所得倍増計画も、選択的夫婦別姓も、みんなどこかに消えました。自民党総裁選からまだ2週間ですよ。ブレすぎではないですか」と岸田文雄総理・総裁のリーダシップに疑問を呈している。

 岸田総理に関しては自民党総裁選挙時にあげた「健康危機管理庁」設置についても見通しが不透明になってきている。(編集担当:森高龍二)