岸田文雄総理は成長と分配の好循環とコロナ後の新しい社会をコンセプトとした新しい資本主義を実現していくとして、15日、総理を本部長、新しい資本主義担当大臣の山際大志郎経済再生担当大臣と松野博一官房長官を副本部長、ほかに全閣僚で構成する「新しい資本主義実現本部」を設置した。
また実現本部のもとに、総理を議長、山際担当大臣、松野官房長官を副議長、財務大臣・厚生労働大臣・経済産業大臣と総理指名による有識者からなる「新しい資本主義実現会議」を設置した。
「新しい資本主義実現会議」の有識者のメンバーは、日本経済団体連合会の十倉雅和会長、日本労働組合連合会の芳野友子会長、日本総合研究所の翁百合理事長ら15人。女性が7人と男女比率はほぼ半々になっている。月内に初会合を開き、ビジョンをまとめていく。
十倉氏ら3人以外の12人は次の通り。川邊健太郎Zホールディングス社長、櫻田健悟経済同友会代表幹事、澤田拓子塩野義製薬副社長、渋澤健シブサワ・アンド・カンパニー代表取締役、諏訪貴子ダイヤ精機社長、富山和彦経営共創基盤グループ会長、平野末来シナモン代表取締役、松尾豊東大大学院工学系研究科教授、三村明夫日本商工会議所会頭、村上由美子MPowerPartnaersゼネラル・パートナー、米良はるかREADYFOR代表取締役、柳川範之東大大学院経済学研究科教授。(編集担当:森高龍二)