第49回衆議院選挙は10月31日、投開票され、定数465議席に対し、自民が261議席と改選前に比べ15議席減らしたものの、単独で「絶対安定多数」を確保した。公明は3議席増やし32議席となり、与党議席数は293議席になった。与党が減らした議席は12議席にとどまった。
野党では、維新が改選前の11議席から41議席と4倍近くにまで大幅に議席を伸ばした。国民も3議席増やし11議席、れいわも2議席増やし3議席となった。
一方、立憲は13議席減らし96議席、共産も2議席減らし10議席、社民は1議席と改選前と変わらず。N党は0、無所属・他は10議席となった。
この結果、野党全体の議席数は改選前より16議席増えたものの、172議席にとどまった。改選前、衆議院では4議席の欠員があった。
今回の選挙の結果、自民・公明はすべての常任委員会の委員長を出しても、過半数の委員を確保できるほか、憲法改正発議に必要な「3分の2」の議員数(310議席)を、改憲推進派の自民(261議席)維新(41議席)に加え、加憲姿勢の公明(32議席)で334議席となり、特に、維新の躍進が改憲論議を加速化させることになりそうだ。(編集担当:森高龍二)