立憲・福山氏 選挙報道に違和感、勢いはこちら

2021年10月28日 06:26

 立憲民主党の福山哲郎幹事長は衆院選挙の各メディアの情勢調査の結果報道に対し、26日「違和感のある表現がある」とツイッターでつぶやいた。

 福山氏は「自民単独過半数をうかがう」「単独過半数確保の勢い」などの見出しで情勢を報じていることについて「それはすでに40数議席以上も減らすということですよ」と書き込み「勢いがあるわけないでしょう」と冷静な見方。

 そのうえで、福山氏は「真実は『自民党現有議席を大幅減、単独過半数は微妙』です」と正確な状況表現としては「自民党現有議席を大幅減、単独過半数は微妙」とすべきでしょと提示。つぶやきの最後に「勢いはこちらにあります」と強くアピールした。

 元外務審議官で日本総研・国際戦略研究所理事長の田中均氏はツイッターに「自民党が単独過半数を大きく超える選挙前調査。若い人の日本の現状に対する危機意識も希薄。経済が停滞一途をたどるときに反転できるのは政治の力。政治に活力をもたらすには与野党の拮抗がどうしても必要だし、政治への信頼を失わしめ、今日の停滞を招いた自民党政治にノーと言うべき時が来たのでは」(原文のまま)と投稿した。

 各種マスコミ調査では3割超が支持政党なし。NHK調査では31.4%が「支持政党は特になし」と答え、「わからない・無回答」が8.5%と「支持政党なし」と「わからない」を合わせると4割近くになる。

 30日までの政策を訴える各政党の支持呼びかけで情勢はまだまだ流動的と言わざるをえない。投票率も大きく影響するもよう。貴重な「政権選択選挙」。有権者は選挙権を行使しよう。(編集担当:森高龍二)