第49回衆院選挙が10月31日投開票され、小選挙区での与野党一騎打ちの構図も、立憲民主党は小選挙区で57議席、比例代表39議席と合わせて96議席となり、改選前より13議席を減らす結果になった。日本共産党も小選挙区1議席、比例代表9議席で計10議席と改選前より2議席減らした。来年の参院選挙の戦いに課題を残した。
立憲は特に党としても存在感のあった辻元清美副代表の落選は大きい痛手。7回議席を守ってきた辻元議員が、小選挙区(大阪10区)で敗れ、比例でも復活できなかった。
立憲の枝野幸男代表は「自民党が固定票というか、最低限出すべき票を出してきたことが大きな要素だった。われわれは無党派層への働きかけを空中戦だけではなくて、地に足着けてやっていく日常活動をすることで、自民党の岩盤の支持層と対抗できる力をつけないとならない。地に足着けた地道な活動を積み重ねることが重要だ」と冷静に受け止めた。(編集担当:森高龍二)