ホンダ「N-BOX」、全車電子制御パーキングブレーキ搭載 特別仕様車を同時発売

2021年12月19日 08:48

Honda N-BOX Custom STYLE+ BLACK

N-BOX誕生10周年を機に発売した「N-BOX Custom STYLE+ BLACK」シリーズ 価格はFFモデルが192万9400円から、4WDモデルが206万2500円からだ

 ホンダは国内乗用車新車販売ナンバーワンの軽自動車「N-BOX(エヌボックス)」を一部改良し、発売した。「N-BOX」は室内空間の広さや快適な機能で幅広いユーザーから支持され、ダイハツ・タントと覇権を競う超ハイト系・軽ワゴンの代表格で人気車種だ。

 N-BOXは、軽乗用車の枠や既成概念に捉われず、「日本にベストな新しい乗りものを創造したい」という思いを込め、“New Next Nippon Norimono”をコンセプトとして2011年12月16日に誕生。2017年9月発売のN-BOXから第二世代へ移行し、“N for Life”を新たなコンセプトとし、「Nのある豊かな生活」を築いていくことを目指してきた。

 今回、そのコンセプトをさらに追及して誕生したのが特別仕様「N-BOX Custom STYLE+ BLACK」だ。日常の安心・快適をより向上させるため、オートブレーキホールド付電子制御パーキングブレーキやACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)に渋滞追従機能を追加するなど装備を充実、初代N-BOX誕生から10周年となる2021年12月16日発表、翌17日に発売した。加えて、「Honda SENSING(ホンダ センシング)」のACCは渋滞追従機能付ACCへと進化し、高速道路における渋滞時などでのドライバーへの運転者負荷軽減を図っている。

 「N-BOX Custom STYLE+ BLACK」シリーズの価格はFFモデルが192万9400円から、4WDモデルが206万2500円からだ。決して廉価では無いが、充実した装備、安全対策を考慮すれば妥当なプライスソーンにあるといえる。

 同時にホンダNシリーズ10周年を機にNシリーズに設定する「N STYLE+」は、Nの世界観を提案し、クルマ選びの楽しさを高めた新ブランドだ。人とはひと味違う個性的なデザインを求めるニーズに応えるグレードを目指して誕生した。

 N-BOXは、ホンダ独創のセンタータンクレイアウトにより実現した軽乗用車最大級の広い室内空間や、生活スタイルに広く適応する多彩なシートアレンジ、全タイプに標準装備された安全運転支援システムHonda SENSINGなどを搭載、幅広い層のユーザーの支持を集めた。

 なかでも、ファミリー層のライフシーンにおける使い勝手に徹底的にこだわった結果、「子育て期の母親が他のママにも推薦したい商品」として、2020年に引き続き、一般社団法人日本マザーズ協会が主催運営するマザーズセレクション大賞2021を受賞するなど、高く評価されている。

 また、2021年5月末にN-BOXシリーズ累計販売台数が200万台を突破、四輪車新車販売台数においては2015年から6年連続で1位、車いす移動車販売台数においては2018年から3年連続1位を獲得するなど、多くのユーザーが「Nのある生活」を送っている。

 今回の企画に加え、N-BOX誕生10周年を機に、Nシリーズ「N-BOX、N-ONE(エヌワン)、N-WGN(エヌワゴン)、N-VAN(エヌバン)」に共通の新ブランド「N STYLE+(エヌスタイルプラス)」をスタートさせる。その第一弾として、特別仕様車「N-BOX Custom STYLE+ BLACK(スタイルプラス・ブラック)」を同時発売する。

 ホンダは今後も日本の暮らしに寄り添い、Nとともに生活の拡がりを感じられるクルマづくりを目指すとしている。(編集担当:吉田恒)