米軍出国24~72時間前検査、岩国等「不要」

2022年01月14日 06:49

 在日米軍の新型コロナウイルス感染症の感染爆発を巡る問題。日本共産党機関紙、赤旗電子版は12日「米軍は昨年9月から12月まで出国前のPCR検査を免除していたが、韓国など他の目的地では出国72時間前の検査を義務付け、日本だけが除外されていたことが分かった」と報じた。

 「海外に赴任する米兵の輸送などを担当する米航空機動軍団(AMC)の資料」から明るみになったことを伝えている。それによると「米軍は少なくとも、昨年12月時点で、出国72時間前の検査を義務付け。具体的な行き先として、韓国・烏山空軍基地や英領ディエゴガルシアを例示している。米本土に戻る場合も、出国24~72時間前の検査を義務付けている」。

 その一方で「日本の嘉手納(沖縄県嘉手納町など)、岩国(山口県岩国市)両基地を目的地とする場合、検査は『不要』と明記している」と報じている。

 こうしたずさんな対応の背景にある最大の問題点は「日米地位協定」にあることから日本共産党は「日米地位協定の改定に待ったなし」と政府に早急な対応を求めている。(編集担当:森高龍二)