JAL<9201>が、カンタスグループ、三菱商事<8058>、東京センチュリーリース<8439>とともに設立したジェットスター・ジャパンと、2013年3月6日からコードシェアおよびマイレージ提携を開始することで合意したと発表した。
コードシェアとは、一つの航空便に複数の航空会社便名を付与して運行される航空便のこと。JALは、2007年5月からカンタスグループのジェットスター航空とオーストラリア線においてコードシェアを実施していた。今回のジェットスター・ジャパンとの提携では、JAL国際線に接続するジェットスター・ジャパン国内線全便が対象であり、JALでは国内区間のみの販売は行わないとのことだが、成田・関西・中部空港でJAL国際線に接続するジェットスター・ジャパン国内線をコードシェア便として国際線区間と共に販売し、JAL国際線との乗り継ぎ時間短縮を図るとのこと。
またこれに伴い、マイレージ提携も開始。JALマイレージバンク会員の貯めたマイルをジェットスター・ジャパン便の特典航空券に引き換えることができるようになる。今回のマイレージ提携により、JALマイレージバンク提携航空会社は17社に拡大することとなる。
従来は、通常の航空会社と格安航空会社との差別化がメインであった航空業界。しかし日本初の国内格安航空会社が誕生、路線を増やし認知度が上がるにつれ、この図式が変わりつつある。それが今回のJALとジェットスター・ジャパンとのコードシェアおよびマイレージ提携であろう。転換期にあると言えるこの航空業界がどういった形で落ちつくのか、注目が集まるところであろう。(編集担当:井畑学)