エディオンとイオンクレジットサービス・イオンが、8月7日からエディオン店舗にてイオンが展開する電子マネー「WAON」の決済サービスを開始すると発表。エディオンの直営家電店舗319店舗をはじめ、直営非家電店舗やフランチャイズ店舗を合せ、357店舗がその対象となる。
2007年4月の決済サービス開始以来、「いつでも・どこでも・誰でも」気軽にご利用いただける「生活者のマネー」をコンセプトに、利用可能店舗の拡大が進んでいる「WAON」。累計発行枚数は約2600万枚、月間利用金額は約910億円で、昨年度のWAON年間決済総額は1兆円を超えている。
今回の導入では「WAONカード」「イオンカード(WAON一体型)」「イオンJMBカード(JMB WAON一体型)」などすべてのWAONカードに加え、「モバイルWAON」「モバイルJMB WAON」のモバイル版WAONにも対応。サービス対象のエディオン店舗にて電子マネー「WAON」で決済した場合、200円(税込)で1WAONポイント(「JMB WAON」「イオンJMBカード」などのマイレージ一体型(JMB)をご利用の場合は1 マイル)を付与するだけでなく、エディオンのカード会員には、エディオンポイントも同時に付与されるという。また、8月18日から9月11日までの間、導入記念のキャンペーンも実施される。
矢野経済研究所によると、2011年度は約43兆8000億円と前年度比7.3%増となっている国内電子決済市場は、2016年度には66兆1710億円にまで伸長すると予測されている。中でも「WAON」をはじめとする非接触IC型電子マネーは、さらに相互利用が拡大すると予想されることに加え、国際標準規格として承認されている近距離無線通信技術NFCへの取り組みなども進み、今後、拡大が最も期待される市場の一つである。市場の拡大にあわせ、どこまでユーザーの便に資するものとなるのか、期待が高まるところであろう。