カルトに頼る 防衛相、公安委員長のどこが保守

2022年07月29日 06:10

 岸信夫防衛大臣が「統一教会のメンバーの方にボランティアとしてお力をいただいた」と旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)メンバーとの付き合いや選挙時に自身への支持呼びかけなどのボランティア支援を受けていると認めたうえで、今後について「次の選挙でどうなるかということは軽々にお答えすることはできない」と関係を断つとしなかったことに批判が出ている。

 立憲民主党の小西洋之参院議員は「防衛大臣の任務は国民の生命・財産を守ることにある。日本国民を狙い撃ちにした組織的詐欺(財産搾取)を多数行ってきた外国のカルト教団である旧統一教会のメンバーから防衛大臣が選挙支援を受けていることは政治的にも大問題だ」と指摘。「支援等の詳細を公表すべきであり、即刻関係を断ち切るべきだろう」と関係を断ち切るよう求めている。

 立憲の蓮舫元行政刷新担当大臣は「統一教会はカルトです。日本人を標的にして財産を騙し取る。その被害額は30年で1000億を超える。選挙に勝つために協力を得ること事態、日本人のための政治ではないのです」とツイッターで発信。

 「統一教会は日本人の先祖が歴史の中で犯した罪は賠償金を払うことで償われる必要があり、血と汗と涙を流しなさいと洗脳。被害額は34年間で1237億。衆議院議長、防衛大臣、国家公安委員長、文科大臣も。選挙に勝つため日本人を標的にしたカルトに頼る。どこが保守なのか」と統一教会に「頼る」議員に、国会議員としての節度、倫理を求めた。

 旧統一教会系の関連イベントで名義貸し、挨拶をしていた二之湯智国家公安委員長に関しては「罷免すべきでしょう。岸田総理」と罷免を求めている。(編集担当:森高龍二)