日米韓共同訓練で3か国のコミットメント示した

2022年10月12日 06:32

 北朝鮮が頻繁に弾道ミサイルを発射する中、日米韓が実施した共同訓練について、浜田靖一防衛大臣は「訓練の実施を通じて、地域の安全保障上の課題に対応するための3か国協力を推進するもので、共通の安全保障と繁栄を保護するとともに、ルールに基づく国際秩序を強化していくという日米韓3か国のコミットメントを示すものだった」と述べた。

 海上自衛隊は米海軍及び韓国海軍とともに今月6日、日本周辺海域で弾道ミサイル情報共有訓練、日本海で各種戦術訓練を行った。

 浜田大臣は「日米韓3か国のコミットメントを示すものであり、6月の日米韓防衛相会談では共同訓練を含めた3か国での協力を深化させる重要性について一致している。防衛省・自衛隊としては今後も引き続き3か国の連携を深めていきたいと思っている」と語った。

 また北朝鮮が6日、爆撃機など20機を韓国空域周辺で飛行し、韓国側も戦闘機を飛行させたことについて、浜田大臣は「韓国が応酬したのではなく、韓国戦闘機の飛行は訓練計画に基づいた飛行だった」とした。(編集担当:森高龍二)