立憲民主党の岡田克也幹事長は10日、遊説先の石川県で記者団に答え、衆院選挙について「広島サミット終了後はいつでもあり得る」とした。
岡田氏は春の統一地方選で議席確保を図り、地方基盤を強化したい考えで「(衆院選)150の選挙区でしっかり戦える態勢を作れるよう後押ししていきたい。統一地方選後は新人や当選1、2回議員を中心に応援していく」と全国を回る考えを示した。
一方、先の衆院選で岐阜5区から出馬し惜敗後も次期選挙を睨み総支部長に据えてきた今井瑠々(るる)氏が党を離党し、自民の推薦候補で岐阜県議選に出馬の意向であることに関し「覚悟のない人を衆院選に出してしまった。その後も総支部長にしてしまったということは非常に残念」とし、党として17日の常任幹事会で対応を決めるとした。
立憲は維新への歩み寄りなど枝野幸男前代表が立党した直後の党勢や訴求力を大きく欠き、有権者から見て、党としての存在感や目指す方向性に鮮明さを欠く感が否めない状況。4月の統一地方選でも地方の県議会では現有議席を確保できるのかさえ危うい状況。地方基盤の弱さは党本部が感じている以上というのが現実だ。泉健太代表で衆院選を戦えるのか、立憲の弱さは問題山積の自公政権を助けることになっている。党としての責任感と強い危機感を持って臨むべきだろう。(編集担当:森高龍二)