防衛増税に対峙で野党各党一致 立憲・安住氏

2023年01月18日 06:11

 立憲民主党の安住淳国対委員長は16日、日本共産党の穀田恵二国対委員長と会談。その後の記者会見で、防衛費捻出のための岸田政権の「防衛増税」に野党一致して対峙してしていく。

 安住氏は「もともと防衛費をどう見るかについては共産党のみなさんも我々も違うし、日本維新の会も国民民主党も違う。ただし、復興増税転用、法人税増税という岸田政権の防衛増税に対峙していく事では各党一致できたと思う。れいわ新選組の多ケ谷亮国対委員長とも認識を共有している。(23日から始まる通常国会は)岸田増税内閣対野党ということが非常に明確にできたと思っている」と通常国会に対峙して臨む姿勢を明確にした。

 このほか、安住氏は「旧統一教会問題について引き続き実態の解明、被害者救済、解散請求に至るまでの道筋をしっかりと両党で確認していこうということで一致。岸田政権については国葬儀決定に始まって防衛増税、原子力稼働延長問題、何を言っているのかわからないけれども少子化の異次元政策と。国会議論を経ず、こういう重要政策を決定していることは国会軽視、国民をないがしろにする姿勢であり容認できない。野党としてまとまっていこうとお話をさせていただいた」と述べた。

 これに対して「穀田氏からは統一教会追及で大きな効果があった。これは引き続きやっていきたい。防衛増税については我々としても軍備費増強そのものについても容認できないので反対したい」との話があった。

 安住氏は「自公政権に対峙するにはできるだけ一致点を見出して国会運営をやらせてほしいと(伝えた)。特に国会論戦でそれぞれの党が自らの主張を国民や政府に対して話すというのは大いにやっていただきたいし、共産党の長い歴史の中で培った思想や考え方というのは我々としても尊重しなきゃならないと思っている。できるだけ他党を含めて巨大与党の一強政治を終わらせるために合意できるところは合意し、この国会、長丁場を進んでいきたいと思うのでよろしくお願いしますということを申し上げた」と語った。(編集担当:森高龍二)