マツダ、新世代クリーンディーゼル車を日本市場に投入

2011年10月26日 11:00

 マツダは、2012年春に発売する新型クロスオーバーSUV「マツダ CX‐5」より、日本市場にクリーンディーゼル車を投入することを25日に発表した。

 クリーンディーゼル車は欧州などでは安定した人気を持つものの、排出ガス規制に適合するための「NOx後処理装置」が高価であるなどの理由から、日本では普及が限定的であった。そんな中で同社はこのたび、技術革新によって燃焼そのものをクリーンにすることでNOx後処理装置を不要とすることに成功した。「マツダ CX‐5」はさらに、乗用車として日本市場で初めて、クリーンディーゼルエンジンとアイドリングストップシステムの組み合わせを実現。4.0L V6ガソリンエンジン車をしのぐ最大トルク420Nmと、すべてのSUVの中でトップの低燃費18.6km/L(JC08モード/2WD/AT車)を両立する予定である。

 安価な軽油を使用しながら、同クラスのガソリンエンジン車の約2倍の最大トルクと、約30%の燃費改善を両立する新しいエコカーとして同社は、クリーンディーゼル車を将来の国内商品ラインアップの重要な柱としていくことを宣言している。