国内最大メガソーラー建設へ 東芝など6社合意

2011年10月24日 11:00

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(完成予想図は発表資料による。海部分は三河湾)

 愛知県田原市緑が浜の三井化学所有地(約82万平方メートル)で来年6月から国内最大規模の太陽光発電と風力発電設備の建設が始まる。

 これは太陽光・風力発電に関する技術、製品、実績を持つ東芝、三井化学、三井物産、東亞合成、東レ、三井造船が「たはらソーラー・ウインド共同事業」として、中部電力に協力を要請し、約180億円をかけて取り組むもので、2013年9月完成に向け取り組むことで基本合意した。6社がそれぞれ発表した。

 発電事業が予定通り進めば、太陽光発電と風力発電による発電量は約1万9000世帯が使用する電力量に相当する量になり、二酸化炭素も年間約3万2000トン削減できるとしている。

 太陽光発電所の基本設計を含むエンジニアリング全般、主要機器の納入、建設を一括担当する東芝は「参加各社と協力し、事業を長期間運営する過程で生じる様々なノウハウや課題情報を参加各社と共有し、参加企業それぞれの知見を活かし、協力して課題解決に取り組み、再生可能エネルギーの推進に貢献したい」としている。(編集担当:福角忠夫)