普天間飛行場移設 日米合意に従い進めると外相

2011年10月24日 11:00

 玄葉光一郎外務大臣は21日の衆議院外務委員会で「米軍普天間飛行場の移設問題については昨年5月、今年6月の日米合意に従って進めていく方針である」とし、沖縄県民に対して「誠実に説明し、理解を求めながら全力で取り組む」と語った。政府の方針を改めて国会で表明したもの。

 また、玄葉外務大臣は「日米同盟は我が国の外交、安全保障の基軸であり、世界の繁栄と安定のための公共財」と位置づけるとともに「強固な日米同盟を基盤として、中国、韓国、ロシアをはじめとする近隣諸国との協力関係を推進し、様々な懸案の解決にも力を入れる」とした。

 北朝鮮問題に関しては「日朝平壌(ピョンヤン)宣言に基づき、拉致、核、ミサイルといった諸懸案を包括的に解決し、不幸な過去を清算して、国交正常化を図るべく努力する」とした。(編集担当:福角忠夫)