国家戦略会議民間議員に緒方貞子氏ら

2011年10月19日 11:00

 野田佳彦総理を議長とする国家戦略会議の民間議員について、藤村修官房長官は18日、岩田一政元日銀副総裁、緒方貞子国際協力機構理事長、古賀伸明連合会長、長谷川閑史経済同友会代表、米倉弘昌日本経団連会長の5人であると発表した。また、白川方明日銀総裁には関係機関の代表としてメンバーに入ってもらうとした。

 民間議員選定の意図について藤村官房長官は「それぞれ団体の代表ということでなく、それぞれの立場で、個人の資格での参加」とし、「国家の内外にわたる重要政策や中長期的な国家ビジョンについて議論をするということから、グローバルな視点で幅広い分野で見識を有する方ということで総理が選ばれた」と語った。

 閣僚については官房長官、古川元久国家戦略担当大臣、川端達夫総務大臣、玄葉光一郎外務大臣、安住淳財務大臣、枝野幸男経済産業大臣が参加することとなっている。

 国家戦略会議の設置は今月21日に閣議決定する。また、最初のテーマは「日本再生戦略」とし、年内にその成果を発表したい意向。
(編集担当:福角忠夫)