木原稔防衛大臣は22日までにウクライナのウメロフ国防大臣とテレビ会談し、「ロシアによる侵略はウクライナの主権と領土の一体性を侵害し、武力の行使を禁ずる国際法と国連憲章の深刻な違反だ」としたうえで「防衛省・自衛隊は、今後も国際社会と連携しながら、ウクライナを可能な限り支援していく」と伝えた。
会談は19日夜、約35分にわたり行われた。防衛省によるとウメロフ国防相から「木原大臣の就任を祝う言葉とともに、防衛省・自衛隊によるウクライナへの装備品等の提供について改めて深い謝意が示された」。
木原大臣は「ロシアによるウクライナ侵略は国際社会が長期にわたる懸命な努力と多くの犠牲の上に築き上げてきた国際秩序の根幹を揺るがすもの」と伝え「このような行為は断じて認められず、我が国としても国際社会と結束し、断固たる決意で対応している旨を改めて述べた」としている。
また木原大臣は「防衛省・自衛隊として、自衛隊装備品等の提供のほか、ウクライナ負傷兵の受入れ等、引き続き可能な限りの支援を行っていく」と日本の立ち位置を改めて明確にし、支援姿勢を伝えた。(編集担当:森高龍二)