北朝鮮の重なる弾道ミサイル発射やロシアと北朝鮮両国首脳の会談を受け、米国・ニューヨークに出張中の鯰博行アジア大洋州局長は19日、米国のソン・キム北朝鮮担当特別代表、韓国の金健(キム・ゴン)外交部朝鮮半島平和交渉本部長と電話協議した。
外務省によると3者は「露朝首脳会談についてはその後の露朝間の協力が北朝鮮との間の武器、関連物資の移転等を全面的に禁止している関連安保理決議違反につながる可能性があること、インド太平洋地域の平和と安全に悪影響を及ぼすおそれがあることを懸念。
また「ロシアによるウクライナ侵略の観点からも関連する動向を、懸念を持って注視することで一致」としている。そのうえで「国連安保理決議の完全な履行を含む北朝鮮への対応やロシアによるウクライナ侵略への対応で8月のキャンプ・デービッドでの日米韓首脳会合での成果も踏まえ日米、日韓、日米韓で緊密に連携することを再確認した」。(編集担当:森高龍二)