木原稔防衛大臣は8日の記者会見でオスプレイの佐賀への配備について「陸上自衛隊のオスプレイ移駐に必要な施設を2025年6月末までに完成させる計画については計画通り整備できるよう取り組んでいく」とした。
鹿児島県屋久島沖で墜落した米軍オスプレイが機体そのものに問題があった可能性から、米軍も7日、オスプレイを保有する全ての軍種において、オスプレイの運用を停止することを発表した。
木原大臣は「佐賀へのオスプレイの配備は島嶼防衛能力の構築に必要」と強調。そのうえで「今回の事故を受けた地元の懸念の声というものも真摯に受け止めながら、その払拭に努めながら、取組んでいかなければいけない」と語った。
また、国内の陸自のオスプレイ運用に関して「事故の状況が明らかとなるまでの当面の間は飛行を引き続き見合わせることにしている。今後の措置については、米軍からの情報も踏まえて適切に判断していく」と答えた。(編集担当:森高龍二)