豊田通商など、自動車向け音楽配信事業会社「ETスクウェア」を設立

2011年10月12日 11:00

 近年、自動車に対する顧客ニーズが多様化し、自動車の基本性能である「走る」「曲がる」「止まる」の高度化だけでなく、「快適な移動空間」としてITによる仕組みづくりが様々な分野で進んでいる。また、スマートフォンの普及に伴い車内で大容量コンテンツの受信が可能になったことで、自動車向けのコンテンツサービスが更に加速化し、音楽市場におけるストリーミングサービスも浸透してきた。

 このような中、豊田通商、豊通エレクトロニクスおよびイーライセンスは、これまで豊田通商グループとして培った自動車分野における実績と、イーライセンスが持つ楽曲の著作権管理および音楽関連事業でのノウハウを生かし、3社共同出資により自動車向け音楽配信事業会社「ETスクウェア」を設立。自動車向けエンターテイメントコンテンツビジネスに参入する。

 「ETスクウェア」は、2011年10月19日より自動車向け音楽ストリーミングサービス事業「music-Chef (ミュージックシェフ)」の提供を開始、専用端末となる自動車向けタブレット端末「レリビィ」を豊通エレクトロニクスが発売する。今後は、音楽を中心とする自動車向けエンターテイメントサービスの配信を通じてより心地よい空間を提供。自動車業界および音楽業界とともに、コンテンツ市場の活性化を図る。