一川保夫防衛大臣は11日の記者会見で、今月7日、石川県の航空自衛隊小松基地所属のF-15戦闘機から機外燃料タンクが落下した事故について、地域住民、自治体関係者に心配と迷惑をかけたとして詫びるとともに「現時点では事故原因が明確に究明されていない。事故原因が明らかになるまでF-15の訓練再開は見合わせるとの指示を出している」と語った。
一川防衛大臣は「国民に対し、訓練中にいろんな不安感、心配を抱かせるということがいささかもあってはいけないというふうに思っている」とし「二度とこういうことが起こらないよう、しっかりと原因究明、再発防止、F-15に限らず全ての自衛隊の訓練についてそういう気持ちで気を引き締めて臨んでいきたい」と語った。
また、事故発生時に地元への説明が遅れたのではないかと地元対応を迅速にする必要を語った。
また、16日の航空観閲式でのF-15戦闘機の飛行について「最終的に総理とチェックして対応を考えたいが、気持ちとしてはF-15戦闘機の観閲式での飛行は自粛した方が宜しいのではと感じている」と防衛大臣として飛行を自粛したい考えを示した。
(編集担当:福角忠夫)