国際経済秩序構築強化へ取組みを主導すると総理

2024年05月05日 08:06

 岸田文雄総理は1日、OECD(経済協力開発機構)閣僚理事会で議長国として何を訴えるのか、1日~6日までの日程でのフランス、ブラジル、パラグアイ訪問の狙いついて「日本はルールに基づく自由で公正な国際経済秩序を構築し強化する、こうした取組みを主導していくことを訴えたい」と語った。

 また「生成AI(人工知能)をはじめとする国際的な課題についての議論も推進したい」とし「OECDのインド太平洋地域に対するアウトリーチを強化することも推し進めていきたい」と述べた。岸田総理はOECD(経済協力開発機構)閣僚理事会で基調講演する。

 またフランスでマクロン大統領、アタル首相とも二国間関係、国際的課題について意見交換し関係を強化したいとした。ブラジルではルーラ大統領と二国間関係、国際場裏における連携等も確認したい。サンパウロにおいて日本総理として中南米政策の政策スピーチを行いたい、とした。パラグアイではペーニャ大統領と経済、宇宙、情報通信、人的交流といった二国間関係と併せ国際的な課題についても意見交換したいと述べた。ブラジル、パラグアイへは日本の経済界から50社、170人の経済ミッションが同行する。(編集担当:森高龍二)