自衛隊と米軍の相互運用性強化へ 日米の防衛相

2024年05月09日 06:40

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日米防衛相会談が現地時間の2日、ハワイで行われ、両閣僚は自衛隊と米軍の相互運用性強化へ、それぞれの指揮・統制枠組向上等に引き続き議論していくことで一致した

 日米防衛相会談が現地時間の2日、ハワイで行われ、両閣僚は自衛隊と米軍の相互運用性強化へ、それぞれの指揮・統制枠組向上等に引き続き議論していくことで一致した。

 また日米防衛産業協力・取得・維持整備定期協議(DICAS)の早期開催に向け準備を進めることを確認し、同協議の枠組を通じて日米共同開発、共同生産、共同維持整備にかかる議論を加速、日米間の装備協力を一段と深化させるとした。

 同日開かれた日米豪防衛相会談では日米豪戦略が整合していることを確認した上で、3か国間の更なる相互運用性の向上や協力の深化に向けて密接に連携していくことで合意。

木原稔防衛大臣は「具体的取組みとして日米豪共同のF-35戦闘機訓練を各国で実施することなどで一致した。また3か国の大臣が研究、開発、試験及び評価プロジェクトに関する日米豪取決め、いわゆる『RDT&Eアレンジメント』に署名し、先進技術などに関する協議を進めていくことで合意した」と語った。

木原大臣は日米豪共同のF-35戦闘機共同訓練について「2025年には米国で行うコープノース及び日本で行う武士道ガーディアン、26年には豪州で行うピッチブラックを対象に詳細を検討していくことになる」と説明。

そのうえで「日米豪が共通して保有するF-35戦闘機が参加する3か国共同訓練をそれぞれの国で実施することによって、相互運用性の向上に加え、地域における抑止力の向上に寄与すると期待される」と強調した。(編集担当:森高龍二)