教育勅語は素晴らしい、と過去にブログに書いていた高市早苗経済安全保障担当大臣が23日、A級戦犯14人を祭る宗教法人・靖国神社の春季例大祭に参拝。閣僚としては新藤義孝経済再生担当大臣に次いで2人目。タカ派でも知られる高市氏は昨年の終戦記念日にも靖国を参拝。いずれも「国務大臣高市早苗」と閣僚であることを明記している。玉串は私費。
日本共産党は「首相の真榊奉納や閣僚の参拝は政教分離を定めた憲法違反」とするとともに「自衛隊最高指揮官である首相が自衛官に異常な歴史観を植え付けかねないなどの重大な問題をはらんでいる」と靖国神社への真榊奉納や閣僚の参拝問題を指摘している。
日本弁護士連合会も「内閣総理大臣その他国務大臣として憲法擁護義務のある者が信教の自由の保障の趣旨から、国の宗教活動を禁止した日本国憲法20条3項に違反すると指摘されている参拝を行うことは厳に慎むべき」と憲法の政教分離の観点から強く警鐘を鳴らす。(編集担当:森高龍二)