沖縄防衛局は24日、普天間飛行場代替施設の名護市辺野古への基地建設事業に伴うサンゴ類の移植に着手した。大浦湾側のサンゴ類約8万4000群体が対象で、およそ1年かけて移植を終える予定。
沖縄県知事がサンゴを保護するため、水温の高い時期の移植を避けることなどの条件を付けて許可した。これを受けての着手。木原稔防衛大臣は24日の記者会見で「許可されたサンゴ類の移植については所要の準備が整ったことから、本日午後、移植を開始したと報告を受けている」と語った。
そのうえで「防衛省としては地元の皆様に丁寧な説明を引き続き行いながら、普天間飛行場の1日も早い全面返還を実現するため、自然環境や十問の生活環境にも十分に配慮しつつ、辺野古移設に向けた工事を着実に進めていきたいと考えている」と述べた。
木原大臣は「サンゴ類の移植についても沖縄防衛局で今後適切に行っていくものと承知している」とした。(編集担当:森高龍二)