日英伊防衛相が共同開発戦闘機35年配備を共有

2024年07月26日 06:03

 木原稔防衛大臣は日本時間の23日夜、ヒーリー・イギリス国防大臣、クロセット・イタリア国防大臣とロンドンで防衛相会談を実施。3か国での次期戦闘機共同開発に関し、2035年配備目標に向け認識を共有した。

 防衛省によると「自由、民主主義、人権、法の支配といった共通の価値に基づく強固な安全保障・防衛パートナーシップを深化させるべく、日英伊で次期戦闘機を共同開発するという壮大な事業、『グローバル戦闘航空プログラム(GCAP)』を共に成功へ導いていきたい旨述べた」としている。

 また3大臣は「安全保障環境が一層厳しさを増す中で地域の平和と安定を守ることの重要性を再確認し、本年内のGCAP政府間機関(GIGO)立上げに向け諸準備を進めるとともに、2035年の初号機配備というスケジュールの達成に向け、強くコミットしていくことで一致した」と発表した。

 また木原大臣は同日夕国からのクロセット氏との会談で、クロセット氏から「今夏のイタリアの艦船の寄港や航空機の訪日について説明があり、木原大臣はイタリアがインド太平洋地域及び日本との協力を重視していることに感謝を述べた」としている。(編集担当:森高龍二)