自民党派閥による組織的な「裏金」に関わった当該議員が衆議院においては17日~19日の間で15人全員が政倫審に「公開」で出席する。萩生田光一元政調会長(2728万円)はじめ稲田朋美元防衛大臣(196万円)らがどのように裏金について説明するのか、裏金継続の経緯についても解明されるのか、再発防止のためにも真摯な説明が求められている。
一方、参議院においても政倫審が18日から始まる予定だが、山谷えり子元国家公安委員長(2403万円)、森雅子元法務大臣(282万円)太田房江元大阪府知事(214万円)議員、松川るい元防衛大臣政務官(204万円)の4人は公開で出席するとしているが、堀井巌元外務副大臣(876万円)、佐藤啓元財務大臣政務官(306万円)ら23人は議員のみ聴講可能とする出席を希望しているという。
これまでの政倫審では政治不信を強く招いた「裏金」問題だけに出席議員は国民に公開で説明してきた経緯があり、国民への説明責任を果たす観点からは「理解が得られないのでは」「公開で行うように」「こういう証言がありましたって又聞きで聞いても国民が納得するとは思えない」「嘘をつくと罪に問える証人喚問を公開ですべき」などの声がある。(編集担当:森高龍二)