北が中距離弾道ミサイル発射 1100キロ飛翔

2025年01月06日 06:23

防衛省資料

イメージ図は政府・防衛省発表資料による

 政府は6日、北朝鮮が同日12時1分頃、北朝鮮内陸部から少なくとも1発の弾道ミサイルを北東方向に向けて発射したと発表した。今年初めての発射となる。韓国軍合同参謀本部は、ミサイルは平壌(ぴょんやん)付近から発射され、中距離弾道ミサイルとの見方をしている。

 政府のよると弾道ミサイルは最高高度約100km程度、約1100km程度飛翔。朝鮮半島東の日本海、我が国の排他的経済水域(EEZ)外に落下したと推定している。

 政府はミサイル発射を受けて官邸危機管理センターに設置している「北朝鮮情勢に関する官邸対策室」で関係省庁からの情報を集約、緊急参集チームを招集し対応を協議。防衛省は防衛大臣が総理指示を受け、(1) 米国、韓国等と緊密に連携しつつ、情報収集・分析に全力を挙げる (2) 不測の事態発生に備え、引き続き警戒監視に万全を期すことを指示した。

また政府として北朝鮮に外交ルートを通して厳重抗議し、強く非難したとしている。(編集担当:森高龍二)